JavaScript の単体テストフレームワーク JsTestDriver を使うための覚え書きです。
以下では、Java と Ruby があらかじめインストールされていることを想定しています。
JsTestDriver のインストール
以下から jar ファイルをダウンロードし、好きな場所に保存する。
ファイルを保存したフォルダを環境変数 JSTESTDRIVER_HOME に登録する。
JsTestDriver の使い方
サーバーを起動
JsTestDriver のバージョン番号のところは各自の環境に合わせて修正してください。
Linuxjava -jar $JSTESTDRIVER_HOME/JsTestDriver-1.3.5.jar --port 4224
Windowsjava -jar %JSTESTDRIVER_HOME%\JsTestDriver-1.3.5.jar --port 4224
ポートは 4224 でなくても良い。
ブラウザを接続
上で起動したサーバーにブラウザを接続する。 具体的には、テストを実行したいブラウザで http://localhost:4224/ を開き、Capture This Browser と書かれたリンクをクリックすればよい。
テストの設定ファイルを作成
テストサーバーやソースファイル、テスト定義ファイル、それらの読み込み順序などを指定したテストの設定ファイル (jsTestDriver.conf) を用意する。読み込むファイルは相対パスで指定する。
jsTestDriver.conf の例
テストの定義ファイルを作成
次の様な形式で記述します。
sample_test.js
テストの実行
テストはコマンドラインから実行します。テスト結果もコマンドラインに表示されます。
Linuxjava -jar $JSTESTDRIVER_HOME/JsTestDriver-1.3.5.jar --tests all
Windowsjava -jar %JSTESTDRIVER_HOME%\JsTestDriver-1.3.5.jar --tests all
Jstdutil のインストール
Jstdutil を使うと、いちいち上記のコマンドを入力しなくても、コードが上書き保存されたタイミングで自動的にテストが実行され、さらにテスト結果は赤と緑に色分けして表示されます。
次のコマンドでインストールできます。
gem install jstdutil
Jstdutil は環境変数 JSTESTDRIVER_HOME を元に jar ファイルを探します。
Jstdutil の使い方
Jstdutil をインストールすると、jar ファイルのパスを指定せずに、次のコマンドでサーバーを起動できます。
jstestdriver --port 4224
テストは次のコマンドで実行できます。
jstestdriver --tests all
また、次のコマンドを実行しておくと、プロジェクトのファイルが上書き保存されるたびに自動的にテストが実行されるようになります。
jsautotest
JsTestDriver に関する詳細は以下の Wiki から得られます。
JsTestDriver Wiki
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