祝鳥による TeX 環境の構築法


Windows 上に、祝鳥による TeX 環境を構築する方法を説明します。

  1. 秀丸エディタのインストール

    以下から 32bit 版の秀丸エディタをダウンロードし、インストールする。

    秀まるおのホームページ(サイトー企画)-秀丸エディタ

    祝鳥は 64bit 版の秀丸エディタでは動かないので、必ず 32bit 版をインストールしてください。

  2. TeX のインストール

    以下から TeXインストーラ 3 をダウンロードして実行し、[次へ] ボタンを押し続けてください。全てデフォルトの設定で大丈夫です。

    ispell によるスペルチェックを利用したい場合には、以下のリンク先からプラグイン集もダウンロードし、それに含まれる ispell.rb を TeXインストーラ 3 の plugin フォルダに入れてから abtexinst.exe を実行しましょう。

    TeXインストーラ 3

    これにより TeX のコンパイルなどに必要な大量のソフトが自動的にインストールされます。
    また、同時に TeXworks もインストールされます。(C:\w32tex\share\texworks\)

  3. 祝鳥(のりてふ)のインストール

    祝鳥は秀丸エディタ用のマクロです。次の手順で導入します。

    1. 準備

      以下から祝鳥をダウンロードし、中身を秀丸のマクロ用フォルダに置く。

      祝鳥(のりてふ) ~TeX用の秀丸マクロ~

      秀丸のマクロ用フォルダの設定は、次の場所で確認、変更できます。
      秀丸エディタのメニュー → [その他] → [動作環境] → 左のパネルから [環境] を選択

    2. マクロ登録

      秀丸エディタのメニューの [マクロ] から [マクロ登録] を選択する。マクロ登録ダイアログが表示されるので、次の様に自分が分かりやすいタイトルを付けて登録する。
      ファイル名の所はドロップダウンリストから選択できるはずです。

    3. インストール

      登録したマクロを実行すると、初回起動時にインストールが行われます。
      [はい] を押し続ければ良いです。

    これで TeX のコンパイルや PDF への変換が出来るようになりました。

  4. ispell との連携

    手順 2 で ispell をインストールしなかった場合には、ここで説明する方法で導入できます。

    1. 準備

      以下から ispell-3.3.02-w32.tar.xz をダウンロードし、Explzh などを用いて解凍する。32bit 版の Explzh であれば tar.xz 形式のファイルを解凍できます。

      W32TeX

      解凍してできた ispell-w32 フォルダを、インストールしたい場所へ移動する。
      例) C:\w32tex\ispell

    2. 設定

      祝鳥が上記のフォルダを参照するように設定する。
      祝鳥 → [ispellでスペルチェック] → [設定] で以下の 3 つの設定を変更するか、

      またはそれぞれ以下の様に環境変数を設定すれば良い。

      環境変数設定内容
      PATHispell の bin フォルダを追加
      ISPELL_DICTDIRispell の dic フォルダを指定
      HOME自分専用の辞書を保存するフォルダを指定

    参考

    Windows XPにおけるispell for Win32のセットアップ作業のメモ

  5. お勧めの設定

    • ショートカットキーの設定

      祝鳥 → [プログラム設定] → [各種プログラム及びメニューの設定…] を選択し、PDF に変換して表示するためのショートカットキーを設定しておくと、素早く PDF に変換できます。

      秀丸のメニュー → [その他] → [キー割り当て] から、祝鳥マクロに押しやすいショートカットキーを割り当てておくのもお勧めです。

    • 文字コードの設定(文字化け対応)

      秀丸エディタには文字コード自動判定機能があるため、エディタ上で文字化けが発生することはほとんどありません。PDF などへの変換時に文字化けが発生する場合には、次の様に設定することで直ると思います。

      祝鳥 → [プログラム設定] → [Tex→DVIの設定] → [漢字コードの指定] で [ファイルに合わせる] を選択する。

      したがって、祝鳥環境であれば TeX ソースの文字コードが Shift-JIS でも、 EUC-JP や JIS でも、そちてもちろん UTF-8 でも文字化けすることなくコンパイルできます。(TeXworks や WinShell にはこのような柔軟性はないようです。)

    • TeX 用単語補完辞書

      tex.txt
      使い方はこちらを参照: 秀丸エディタのお勧めの設定


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