QNAPのNASについての覚書


QNAP の NAS の便利な使い方を幾つか紹介します。 OpenVPN, autorun.sh, DDNS, WoL などについて記述します。

起動スクリプト autorun.sh

このスクリプトファイルを編集することで、NAS の起動後に好きな処理を実行させることができます。

参考:
Running Your Own Application at Startup – QNAPedia

ただし、ディスクボリューム暗号化機能を利用している場合、そのボリュームがマウントされるよりも前にこの起動スクリプトが実行されます。 起動スクリプトから暗号化ボリュームにアクセスしたい場合は、マウントされるまで待ってから処理する必要があります。

具体的には autorun.sh の先頭を次のようにしておけば良いです。 暗号化しているデバイスのマウントポイント MD0_DATA などは各自の環境に合わせて調整してください。 暗号化ボリュームのアンロック処理には1分ぐらいかかるので、マウントされてからさらに2分ぐらい待って処理をするのが良いです。

:bash:
#!/bin/sh

while [ ! -e /share/MD0_DATA/Public ]
do
    sleep 10
done
sleep 120

OpenVPN の導入

これを導入すると、外部のネットワークから NAS の置いてあるネットワークに VPN 接続できるようになります。 NAS は気軽に常時起動にしておけるので、こういったサーバー用途にはもってこいですね。

最近のファームウェアであれば、管理画面で設定するだけで利用できるようです。
QNAP Turbo NAS 取扱説明書 VPN サービス

自分で OpenVPN をインストールする場合には以下が参考になります。
Install OpenVPN on QNAP – NAS Wiki

tun.ko モジュールは私が使っている TS-459 では、/usr/local/modules ディレクトリに最初からありました。

# insmod /usr/local/modules/tun.ko

Windows 用の GUI クライアントソフトは以下のリンク先のものを利用しました。
OpenVPN GUI for Windows 日本語版

関連:
OpenVPN.net
OpenVPN.JP 日本語情報サイト

DDNS の利用

VALUE DOMAIN などで取得したドメインを自宅の IP アドレスに紐付けておきたいけれど、プロバイダからは DHCP で IP アドレスが割り当てられるような場合、DiCE というソフトが役に立ちます。 このソフトはグローバル IP アドレスの変更を監視し、変更された場合に DDNS のレコードを書き換えることができます。

DiCE DynamicDNS Client (自宅でインターネットサーバー)

WoL の利用

外部のネットワークから QNAP の NAS に SSH で接続し、そこから WoL で別のマシンを起動することができます。 この WoL と SSH ポートフォワーディングを組み合わせると、リモートデスクトップを快適に利用できます。

以下のリンク先の Wake-On-Lan のところから wol.c をダウンロードして gcc でコンパイルすると、WoL マジックパケットを送信できる実行ファイルが出来ます。

SENGOKU’s Free Software

:bash:
$ gcc wol.c -o wol
$ ./wol address ff:ff:ff:ff:ff:ff

address のところには起動したいマシンを含むブロードキャスト IP アドレスを、
ff:ff:ff:ff:ff:ff のところには対象マシンの MAC アドレスを指定します。

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